夏バテ中でへばっているのですが、ブロガーさん達がバランスファンドの話題に触れていて、とても興味深かったため、私がバランスファンドについて思うところを記事にしてみます。今回は雑感なので、資料の類を引用しません。細かいツッコミはご容赦くださいヾ(;´▽`A``
あんこもちが初心者さんにおすすめするのは、バランスファンド
もしあんこもちが、『これから投資を始めたいんです!』という方に、具体的な商品をおすすめするとしたら、「世界経済インデックスファンド」、「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」、「eMAXISバランス(8資産均等型)」の3つを紹介したうえで、『いちばん合いそうだと思ったものを、小額で積み立てるのはどうでしょ?』とお話しすると思います。
※あんこもち自身は世界経済インデックスファンドを採用しています。(世界経済インデックスF80%、SMT国内債券インデックス・オープン20%) 理由については、下記の2つの記事をご覧ください。
⇒バランスファンドの資産配分を視点に、世界経済インデックスFの採用理由を語ってみる。
⇒世界経済インデックスファンド-ほったらかし投資向けの低コストバランスファンド(訂正あり)
なぜ、上記3つのバランスファンドがおすすめなのか
バランスファンドの利点は、いろんな意味で いじくりまわさんですむ ということに尽きるのですが、それじゃあんまりなので、以下4つに分けて説明します。
- 世界中に分散投資をしているため、上げ相場でも下げ相場でも、極端な値動きをしない。距離を置いて観察するのに向いている。
- リバランス不要で手間いらず。ほったらかしにできるのに、信託報酬が安い。
- (リバランス不要のため)投資と適度な距離を取りやすい。余計な不安や誘惑に駆られず、安定した投資ができる。
- 投資に興味のなかった方が、投資の基礎に触れるきっかけとして優れる。とりあえずは、3つのファンドの交付目論見書と運用報告書に書いてあることがなんとなくわかれば十分。
※大事なことを言い忘れてたので追記
大事なことを言い忘れてました!3ファンドとも(マザーファンドベースで見た場合)、資金が潤沢です。現時点ではファンド消滅のおそれがなく、長期投資が可能です♪ 3つのファンドは、GDP、時価総額、8資産均等とそれぞれ異なる運用方針を採用していますが、いずれも世界経済の縮図として妥当性があると思います。 - 追記終わり世界分散投資の強みと、3つのバランスファンドの違い
世界分散投資のメリット
「ヒトの主観を排して、市場の平均値を目指す」という、弱点が少なく、一般の方になじみやすいインデックス投資。その中でも世界(国際)分散投資は、インデックス投資の基本であり、要でもあります。
資産を1つの国に偏重させず、広く世界中に分散させることで、投資の安定性が大きく向上するためです。
世界経済インデックスFとセゾン・バンガード・GBFとeMAXISバランス(8資産)、それぞれの特徴
私がおすすめする3つのファンドは、いずれも世界分散投資を行う商品です。しかし、3つのファンドには運用方針について大きな違いがあるため、簡単にご紹介します。
世界経済インデックスFとセゾン・バンガード・GBFは、株式と債券を50%ずつの割合で保有する点は共通です。異なるのは、ファンドの資産配分(基本組入比率)の基準。世界経済インデックスFはGDPを基準に決めているのに対し、セゾン・バンガード・GBFは時価総額で決めています。
世界経済インデックスFとセゾン・バンガード・GBFの違いは新興国クラスへの資産配分
具体的な違いは、新興国クラスへの資産配分です。世界経済インデックスFは新興国債券と新興国株式をそれぞれ17.5%ずつという高い割合で組み入れていますが、セゾン・バンガード・GBFは新興国株式の割合は8.8%。新興国債券に関しては保有していません。
新興国は成長著しい反面、経済基盤が不安定です。このため、世界経済インデックスFよりセゾン・バンガード・GBFのほうがより保守的だと言えます。
竹を割ったように潔い、eMAXISバランス(8資産均等型)
eMAXISバランス(8資産均等型)は、単純明快さが大きな特徴です。国内株式・先進国株式・新興国株式・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内REIT・先進国REITをきっちり8等分=12.5%ずつの割合で組み入れています。
また、値動きの激しいREIT(不動産投資信託)を高い比率で組み入れている点も特徴と言えます。それが、私がこのファンドの採用を見送った最大の原因なのですが・・・。
現実には、あんこもち採用の世界経済インデックスFと、eMAXISバランス(8資産)の値動きはそっくりです(爆) ファンドの中身を細かく検討してもしょうがないよ~ と言われているようで、複雑な思いヾ(;´▽`A``
リバランス不要。ほったらかしでも全然OK!なバランスファンド
リバランスってなあに?
個別インデックス商品を組み合わせて運用する場合、それぞれの商品がそれぞれの値動きをした結果、思い描いている資産配分から外れる可能性があります。(たとえば、国内債券と新興国株式では、値動きが全く違います。)
そのため、年に1回程度、多くなりすぎた資産を売却し、少なくなりすぎた資産を買い増して、バランス調整をします。これがリバランスと呼ばれる作業です。
リバランス不要の最大のメリットは、精神の安定を保てること
バランスファンドは、このリバランスを自動で(しかも低コストで)行ってくれる点が大きなメリットです。手間を省けるほか、欲をかいてリスク資産を増やしたり、リバランスを疎かにした結果、暴落時に大損!なんて事態を未然に防いでくれます。
個人的には 、投資と距離を置くことで得られる精神的な平和が最大のメリットだと思いますヾ(;´▽`A`` なお、商品の基本設計が優れているため、実際に年単位でほったらかしても、特に問題はありません。
3つの商品のコストですが、世界経済インデックスFが0.54%、セゾン・バンガード・GBFが0.74%、eMAXISバランス(8資産)が0.54%となっています。個別インデックス商品を組み合わせる場合とほぼ同等の手数料水準です。安い (*´▽`)p>
交付目論見書と運用報告書を読もう!のススメ
私がここまで書いたことは、実は「交付目論見書」と「運用報告書」という資料を見れば、もっと具体的に述べられています。
景気・相場についてのコンパクトな資料と短観などがデータとともに添えられていて、これらに目を通すだけでも、いい勉強になります。
「自分が仕組みを理解できないものは買わない」のが、金融商品を選ぶうえでの大原則!そこを見極める意味でも、自分が購入を検討する投資商品については、交付目論見書と運用報告書に目を通す癖をつけておきましょう☆
以上、あんこもちのバランスファンドについての徒然話でした
適当に書こうと思っていたのに、結局長文になってしまいました(笑) 読みづらかったかも。すみません<(_ _)>