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こちらの記事でご報告していた通り、2歳前の健診のときに息子の知能の発達の遅れを指摘されており、半年後を目安に専門の先生(※わたしの誤解でした。臨床心理士さんに発達相談をしましょうということだったようです。)に診てもらうことになっていました。

それから約7ヶ月後の昨日、その日がやって来ました。すこし憂鬱な気持ちになりながら診てもらったところ、「現在2歳半の息子の知能は1歳半程度。発達障害(自閉症スペクトラム)の兆候があり、療育を受けさせたほうがよい」との結果でした。

発達障害の確定診断はとは意味合いが違うのですが、発達診断テストに沿った形で息子の様子を見てもらった結果、専門的な手当てが必要な状態と判断されたという状態です。

※発達障害の診断は医師でないと出せません。息子の場合はいまのところ療育に通えばそれで十分で、確定診断を出してもレッテル貼りにしかならないので必要ないとのことでした。

もし養護学校などに進みたい場合は、周囲のサポートや理解を頂くため発達障害の確定診断が必要になります。その時は小学校に上がる頃を目途に専門機関を受診すればよいそうです。

まだ自分の頭の中がまとまっていないのですが、息子のこと、自分のこれからのことをお話ししてみます。

不思議なほど素直に受け入れられた診断結果

冬に受けた健診のときは「わたしの育て方があかんのか・・・」という不安と申し訳なさから、一時は何も手につかなかったのですが、今回は「そうなのか。それならなるべく早く療育を受けさせてやらなあかんなー。」とすんなり受け入れることができました。思考がやや走りぎみになっている気はするのですが、自分でも不思議なほどいつも通りです。

いまは「どうしたらちびすけにいい環境を与えてあげられるかな?」を考えています。

お散歩やお出かけを増やしてなるべく外の世界に触れさせてあげること、療育や保育所での一時保育などを通じて集団に慣れるきっかけ作りをしてあげること、その費用のために失業保険を受給すること、わたしの社会復帰に向けての準備を始めることなどを検討しています。

どうしてパニックにならずに済んだのかな?を考えると、先生と保健師さんが息子の様子をよく見てくださり、わたしの話も丁寧に聞いてくださったうえで判断をしてくれたというのが大きかったんだと思います。

また、ブログ再開のときに「うちの子もそうでしたよ。辛いでしょうが心配しすぎないでくださいね。」などの温かいお声をいただいたことも支えになりました。

よく笑う子なのに自閉症? 自閉症スペクトラムの範囲は広い

自閉症というと自分の殻にこもってしまう子を想像するのですが、息子はよく笑う人懐っこい子で、コミュニケーションを拒絶している様子はありません。

そのため「発達障害の中でも、自閉症スペクトラムの傾向があります」と言われたときは意外に感じました。

いまは自閉症という言葉の意味が広くなっているらしく、かつてはアスペルガー症候群と診断されていたものについても、自閉症スペクトラムという診断になるようです。

ASD (自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群) :発達障害とは|Kaien Lab

上記のリンクには自閉症スペクトラムの典型的なタイプが書かれているのですが、言葉に遅れが出ているところや他者の視点が入りづらい(自分の気に入ってるものを人に譲ることができない)など、なるほど。息子にあてはまる点が多いなあ、という感じです。

むしろ わたし自身が発達障害だったのでは?と思う件

読んでいるうちに、息子よりむしろわたし自身にあてはまる部分が多い?と思うようになりました。人に合わせることができずに、高校卒業まで孤独だったわたしは発達障害の可能性が高いです。

わたしの幼少期はとまどいが多かったものの、特になんの診断が出ることもなく、通常の学校生活を送りました。いまでも人付き合いは苦手ですが、年齢とともにこなれた感があり、大学生活と社会人生活を過ごせる程度には順応しています。

なので、そんなに悲観する必要もないのかなと思っています。息子は小さいうちから周りに順応するきっかけを与えてもらえたんだなーと思えば、むしろ幸せなことなのかもしれません。

息子を理解するきっかけになればと1冊の本を注文しました

これからは息子のことをなるべく理解してやらなきゃいかんなあと思っていたところ、twitterのフォロワーさんから1冊の本を紹介して頂きました。


子ども発達支援センターで臨床経験を積んだ作業療法士さんが書かれた本です。検索で調べてみたところ、「変わった行動をするのはなぜ?この子の中で何が起きているの?」や、「わたしの育て方が悪かったのかしら」などの不安やとまどいに応えてくれる内容となっているようです。

まだ注文したばかりで読めていないのですが、レビューに目を通しているだけでも良著ということが伝わってきます。お子さんとうまくコミュニケーションが取れずに悩んでいる方は、一度手に取ってみてみるとよいかもしれません。

わたしも読み終わったらレビューを書いてみようと思います。

投資とのお付き合いを見直すことにしました

いまは療養施設の見学や申込などの準備や、保健センターが主催してくれる子どもの集まりに参加するぐらいなので、息子にしてやれることはそれほど多くありません。(むしろ慌ててあれこれすると、息子がプレッシャーを感じてよろしくないそう。)

ですが、先々のことを考えると、やはりわたしは社会復帰の具体的な準備を進めたほうがよいだろうと感じています。

そうなると、いままでほどお金や投資のことに大きな関心を持つことができず、たとえば暴落の最中に数ヶ月ほったらかすことも十分ありえます。

そのためメンテナンスの時間がほとんど取れないことを前提に、お小遣い投資分の資産配分をかなり保守的な内容に変更することにしました。

既にリアロケーションなどの処置を完了しています。詳細は下記の記事をご覧ください。

リアロケーションと積立ファンドの変更をしました インデックス投資の運用状況(2015年10月)

以上、息子についての近況報告でした

お金や投資に関係ない話なのに、ここまで読んでくださってありがとうございます。産むまえには想像もしてなかった事態に多少のとまどいは感じていますが、ひとまず自分が落ち着いていられてよかったと思っています。

夫に息子のことを伝えるとき、彼がどんな反応をするかすこし心配だったのですが、おおむねわたしと同じ考えで冷静に受け止めてくれました。

このことはわたしの人生の中での大きな課題になりそうですが、自分だけで思いつめずに人の力を借りることができる環境であること、いちばん身近な夫に理解があることに感謝しています。

何か変化がありましたら、わたしの気持ちの吐き出しがてら、また記事にしようと思います。

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