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先週は相場がジェットコースターのように目まぐるしく動く1週間でしたね。数日間凄まじい勢いで下がったあと回復して、今週はよくわからない動き。わたしの運用資産は9月3日現在でトータル-6.8%、新興国株式-15.9%となっています。

相場急落中、行動はいつも通りでいられたんですが、頭の中は様々な感情や考えで散らかっておりました。「これは感情リスクの問題?資産配分のリスクを下げるべき??」と自分に問いかけてみましたが、なかなか答えを出せずにいます。

先の経済状況がどうなるか、その状況に対して自分がどう思うかはわかりませんが、必要を感じたときにいつでも安全な方向にシフトできるように、資産配分の変更案をいまのうちに検討することにしました。

※あんこもちは現在2つのアセットアロケーションを持っていますが、変更を検討しているのはお小遣い投資分のみです。詳細についてはインデックス投資の運用状況(2015年7月)をご覧ください。

現在のアセットアロケーションはこちら



必要のないアセットクラスを抱えていて、ごちゃごちゃしている資産配分

国内債券を30%組み込んでいますし、株式比率も高くはないのですが、値動きの激しい新興国債券とREITを抱えているのが問題。見た目がごちゃごちゃなので、すっきりさせたいです。

※組み込んだ当初は、多種のアセットクラスによる分散効果を狙っていたんですが、安定重視の自分には合いませんでした。配分はなるべくすっきりしていたほうが管理しやすいと思います。

比較のためにファンドの海のツールでアセットアロケーションの期待リターン・リスクを出します。(力技でREITと新興国債券を新興国株式の欄につっこんじゃいます。誤差は出ますが、参考値なのでざっくりでOKです。)

期待リターン(年率) 4.99%、リスク(年率) 14.09%となりました。

ひとまず上の資産配分をすっきりさせたものがこちら



株式比率が10%上がりましたが、値動きの激しい3つのアセットクラスがなくなったので、少し安全よりになっています。株式の割り振りはGDP比率を参考に、ちょい先進国よりに仕立て直したような感じです。

本来5%ほどの日本株の割合を10%と高めにしたのは、単にキリがよかったそのほうが分散効果を期待できそうだから。先進国債券は入れるかどうか迷ったのですが、こちらも分散効果期待で少し組み入れることにしました。

このアセットアロケーションの場合、期待リターン(年率) 4.27%、リスク(年率) 12.16%となります。ふむ。シンプルでいい感じ。期待リターンとリスクのバランスも悪くないです。

思いっきり安全よりに配分を変えるならこんな感じ?



国内債券と先進国株式以外は全て10%ずつという、えらくすっきりした資産配分ですが、数パターン考えた中でいちばんしっくりきたものがこれでした。

暴落時に頼りになる国内債券の比率を上げ、新興国株式と先進国株式をちょっと削っています。

このアセットアロケーションだと期待リターン(年率) 3.66%、リスク(年率) 10.05% です。このぐらいリスクが低ければ、運用資産が大きくなったとしても安心して運用できそう。

さて、どっちの資産配分を採用しましょうか?

基本的には前者を採用する予定です。先日の相場下落を「怖い」と感じたのは事実なんですが、運用をやめたいという気持ちとは無縁でした。リスクはリターンの源泉でもあるので、できればこれ以上減らしたくはないです。

資産配分の変更時期もいますぐではなく、リバランスが必要になった時期にするつもりです。それまでは経過観察の時間に当てようと思っています。「やっぱだめ。怖い。」となった場合は、感情リスクの許容オーバーとみなして安全策をとります。

経済の雲行きが怪しい気もするのですが、気にしすぎてもしょーがないと自分に言い聞かせ、しばらくはのんびり運用します。「もし怖くなっても、対策はしてる」という事実が、自分の安定剤になってくれることを願うことにします。