インデックスファンドを選ぶときにいちばん大切なのは、自分の決めた資産配分との相性、次に運用コストですが、近年はほぼ横並びの状況が続いていました。(今夏さらに低コストの新顔さんがデビューしたので、情勢の変化に期待。)
そうそう、純資産も大事でした。あんまり少ないと償還される怖れがあるので注意が必要です。
ここでベンチマークに注目してみると、各ファンドの違いが見えてきます。ベンチマークはファンドを評価する基準なのですが、実は統一されておらず、 「配当込み」指数と「配当除く」指数の2種類が存在します。
どちらを採用しているかはファンドによってまちまちです。「配当込み」はフラットなのですが、「配当除く」は配当の分だけ上げ底になっています。しかも、「配当除く」のファンドの目論見書では、そのことが伝わりにくい表現がされています。
これ、よくないなと思います。ベンチマークはできれば「配当込み」に統一してほしいし、それが難しいのであれば、ぼかした表現をやめて「配当除く」を採用していることを明示してほしいです。 この問題についてすこし詳しく触れてみようと思います。